生理機能の維持に重要な役割を果たす栄養素ビタミンの一つである「ビオチン」の値を調べる検査。
ビオチンは「ビタミンH」または「ビタミンB7」とも呼ばれる水溶性のビタミンで、栄養素の代謝などの作用を持つため、その値の異常は「ビオチニダーゼ欠損症」「ホロカルボキシラーゼ合成酵素欠損症」「栄養性ビオチン欠乏症」などの診断指標となる。
1.6~3.7ng/mL
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。