関節鏡検査

doctor iat
検査対象
膝関節、肩関節、股関節など

関節部を少し切開し、そこから内視鏡を挿入して関節の内部を観察する検査。
「関節鏡検査」は、主に膝関節・肩関節・股関節などに用いられ「半月板損傷」や「変形性関節症」などの診断指標となる。

検査の対象となる主な疾患

  • 靭帯断裂
  • 前十字靭帯損傷
  • 後十字靭帯損傷
  • 半月板損傷
  • 膝軟骨損傷
  • 関節遊離体
  • 肩腱板損傷
  • 変形性膝関節症
  • 習慣性脱臼
  • など

備考

概要

関節の状態を肉眼で観察することができるため、X線では診断しづらい軟骨・半月板・関節唇などの状態や関節液の量なども調べることができます。

メリット

関節を動かしながら観察することができ、運動時に起きる関節の生理的・病理的変化を知ることができます。

デメリット

関節に内視鏡を挿入するため、検査後しばらくは痛みが残ります。

注意事項

①検査当日は食事を控える
②検査後2~3日は運動を控える

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。