腹腔鏡検査

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検査対象
肝臓、胃、小腸、腹膜など

あらかじめ腹壁に針を刺して空気を送り込んだのち、左下腹部から金属製の腹腔鏡を挿入して胃・腸・肝臓・腹膜などを観察する検査。
「腹腔鏡検査」は、「肝臓がん」や「がん性腹膜炎」など様々な臓器や器官の病変の診断に用いられる。

検査の対象となる主な疾患

  • 肝臓がん
  • 肝硬変
  • 慢性肝炎
  • 脂肪肝
  • 自己免疫性肝炎
  • 結核性腹膜炎
  • がん性腹膜炎
  • サルコイドーシス
  • 胃がん
  • 大腸がん
  • 脾臓腫大
  • うっ血肝
  • 胆嚢炎
  • 胆嚢がん
  • 卵巣嚢腫
  • 卵巣がん
  • 不妊症
  • アルコール性肝炎
  • 子宮内膜症
  • など

備考

概要

腹腔鏡により、病変部の組織を採取してその細胞を調べることもできます。

メリット

肝臓などの腹腔内臓器表面の凹凸や色彩変化などを視認することができます。また、検査の傷跡も小さく、患者の負担が軽減されています。

デメリット

心臓や呼吸器の機能が著しく低下している方、手術の既往があり腹腔内に相当の癒着が疑われる方、著明な出血傾向がある方などには使用することができません。

注意事項

①検査当日~翌日の朝まで絶食
②検査後1~2日ほど入浴禁止

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。