気管支内視鏡を口から気管支の奥まで挿入して組織の採取を行うほか、造影剤を用いてX線撮影し、気管支や肺の病変を調べる検査。
「気管支内視鏡検査(BF)」は、「慢性気管支炎」や「肺がん」「肺結核」などの診断指標となる。
概要 | 筋肉注射と咽頭麻酔などを施した後、気管支内視鏡(ファイバースコープ)という太さ5㎜程の細い管を口から挿入して気管や肺の内部を観察する検査で、一般的に物理的限界である直径5㎜ほどの亜区域気管支を観察し病変の有無を確認します。 |
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メリット | 細胞を病理検査することにより、がんなどの疾患を正確に診断することができ、適切な治療を開始することができます。 |
デメリット | ファイバースコープがのどを通る際に息がつまるような吐き気を催す場合があります。 |
注意事項 | ①検査当日の朝食は控える ②糖尿病患者は糖尿病薬を服用してはいけない ③アレルギーを持っている方は医師に申告する ④検査後30~60分は安静が必要 ⑤検査後2時間は飲食や喫煙の禁止 |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。