尿比重

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検体
尿

尿の比重を調べる検査。
尿の比重は、尿に含まれる電解質や尿素・タンパク・糖などの量を反映するため、その変化は「脱水状態」や「腎臓疾患」などの診断指標となる。

基準値

1.010~1.030

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • ネフローゼ症候群
  • 腎不全
  • 心不全
  • 糖尿病
  • 発熱
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 腸閉塞(イレウス)
  • など

低値を示す疾患

  • 尿崩症
  • 腎炎
  • 糸球体腎炎
  • 心因性多飲
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。