造影剤を口から飲み、胆嚢をX線で撮影して、その形態的な異常の有無を調べる検査。
「経口胆嚢造影(OCG)」は、肝臓で作られた胆汁を濃縮・貯蔵する胆嚢の状態を調べるもので「胆嚢がん」などの診断指標となる。
概要 | この検査で用いる造影剤は小腸から吸収され肝臓で排泄されますが、2002年頃より経口法用造影剤は製造中止となっています。 |
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メリット | 胆嚢の疾患だけでなく機能を評価することもできる。 |
デメリット | 検査前日の夜に薬剤を5分間隔で6錠服用する必要があります。 |
注意事項 | ①検査当日の飲食は控える ②造影剤でアレルギーが出る方は医師に申告する |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。