放射線の一種であるX線を人体に360度の方向から連続的に透過させ、その撮影したデータをコンピューターで処理しスライス画像を得る検査。
「コンピューター断層撮影(CT)」は、通常のX線撮影と違い骨の裏側なども撮影できるため、様々な臓器や部位の診断に用いられる。
概要 | 周囲から身体にX線を照射し、各組織を通過したX線量の差をデータとして集め、コンピューターで処理することによって身体の内部を画像化する検査で、全身に用いることができるため様々な疾患の診断に役立っています。また、造影剤を用いた場合は血管の走行や血流の状態を調べることもできます。 |
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メリット | 短時間で精密に身体の内部を画像化することができ、MRIでは描出されにくい骨や肺も綺麗に画像化することができます。 |
デメリット | 極めて僅かながらX線による被ばくがあります。 |
注意事項 | ①妊娠している人は医師に申告する ②金属類をすべて外す ③体内に金属類が入っている人は医師に申告する ④検査前にX線造影剤やバリウムなどを使った検査を行わない |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。