放射線の一種であるX線を胸部に透過させ、その透過度合いの違いをフィルムに写しとる検査。
「胸部X線」は、透過しやすい部分が黒く写るため、その中で白く写っている部分を調べることにより何らかの異常を見つけることができる。
肺や心臓、骨などに生じた疾患の診断指標とする。
概要 | 胸部全体にX線を照射して平面撮影し、肺の異常な影や心臓の形態異常の有無を調べる検査で、咳・痰・胸痛・息苦しいなどの症状がみられる際に必ず行われます。 |
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メリット | 検査時間が2~3分と非常に短く、苦痛もなく検査することが出来ます。 |
デメリット | 極めて僅かながらX線による被ばくがあります。 |
注意事項 | ①撮影時は大きく息を吸って、しっかり止める ②胸部付近の金属類は外す ③長い髪はまとめる ④妊娠している人は医師に申告する |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。