超音波を体内に当て戻ってくる反射波を画像化し対象となる臓器や器官の形状や状態を調べる検査。
「超音波(エコー)」には、主に臓器を調べる「パルスエコー法」と血流などを調べる「ドップラー法」の2種があり、全身の様々な部位に用いられる。
概要 | 人には聞き取れない高周波の音(超音波)を身体に向けて発信し、その反響を受信して映像化する画像検査法で、反響を捕らえることからエコー検査とも呼ばれます。この検査は殆どの腹部臓器をはじめ、心臓・頸部・乳房・血管などの診断に用いられるため、幅広い疾患に対して有効となります。 |
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メリット | 扇状に超音波を発信しているため、対象物の断面画像をリアルタイムで確認できます。また、この検査は体内で超音波を反響させているだけなので、痛みを感じることはありません。 |
デメリット | 硬い骨に囲まれている頭部に使用することはできません。また、超音波は気体中では伝わりにくいため肺や消化管の画像抽出能は低くなってしまいます。 |
注意事項 | ①検査前はなるべく食事や水分摂取を控える ②我慢できる範囲で排尿を控える |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。