耳小骨筋反射検査(アブミ骨筋反射)

doctor iat
検査対象

音刺激を加えて生じる耳小骨筋の収縮状態を調べる検査。
「耳小骨筋反射検査」は、「耳硬化症」「耳小骨連鎖異常」「難聴」「顔面神経麻痺」などの診断指標となる。

検査の対象となる主な疾患

  • 耳硬化症
  • 耳小骨連鎖異常
  • 顔面神経麻痺
  • 伝音性難聴
  • 突発性難聴
  • など

備考

概要

検査を行う方の耳にプロ-ブ(耳栓)を入れるとともに反対側の耳にはヘッドホンを付け、徐々に音を大きくして耳小骨筋の収縮(反射)が起こっているかを調べる検査です。耳小骨の連結が外れている場合や、顔面神経麻痺、感音難聴などの疾患がある場合には耳小骨筋反射が起こりにくくなります。

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。