脳や脳室・脊髄のクモ膜下腔を満たす「脳脊髄液」の状態を調べる検査。
脳脊髄液は、外部の衝撃から脳や脊髄を守るほか、栄養補給や老廃物の運搬などの役割を担うため、その性状・髄液圧・細胞数・髄液蛋白・髄液糖などの変化は「脳・脊髄疾患」の診断指標とされる。
外観 | 水様透明 |
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髄液圧 | 60~180 mmH2O |
細胞数 | 5 個/UL 以下 |
髄液蛋白 | 15~45 mg/dL |
髄液糖 | 50~80 mg/dL |
クロール | 120~130mEq/L |
培養検査 | 陰性(-) |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。