心臓が発する心拍音や心雑音などを体外からとらえ、その振動波形を調べる検査。
各々の弁が閉まる音や心室の伸展する音・心房の収縮する音などから「心臓疾患」の診断指標とする。
概要 | 心臓の弁の開閉や血液が流れる音をマイクロフォンで拾って電気信号に変え、振動波形として記録する検査で、通常は心電図検査と並行して行われます。 |
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メリット | 聴診器を使ってヒトが音を聴き取るよりも正確に調べることができる。 |
デメリット | 正確に疾患を特定するには他の検査と合わせて総合的に判断する必要があります。 |
注意事項 | ①検査直前の運動は控える ②検査中は力を抜いて脱力する |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。