血清に含まれる「銅(Cu)」の濃度を調べる検査。
銅は、造血・骨代謝・結合組織代謝などの役割を持つため、その濃度の変化は「鉄欠乏貧血」や「肝臓疾患」など、それらの異常により起こる疾患の診断指標となる。
70~132μg/dL
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。