血清に含まれる「リン(P)」の濃度を調べる検査。
リンは、細胞膜の成分・エネルギー代謝・酸塩基平衡の調節・糖代謝の促進などの役割を持つため、その濃度の変化はそれらの異常を招く疾患の診断指標となる。
2.5~4.5mg/dL
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。