血液凝固因子の1つであるプロトロンビンによるフィブリン形成(血液凝固)に至るまでの時間を測定する検査。
検査結果は「時間」以外に「プロトロンビンの活性度」および検査施設の違いによる検査値の格差を解消するための「国際標準化比(INR)」により示される。
「止血機能」や「肝機能障害」などの診断指標となる。
PT | 9~13秒 |
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PT活性 | 70~140% |
PT-INR | 0.9~1.1 |
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。