抗ミトコンドリアM2抗体(AMA)

doctor iat
検体
血清

細胞の内に含まれるエネルギー産生に関わるミトコンドリアの内膜タンパクを抗原として反応する自己抗体「抗ミトコンドリアM2抗体(AMA)」の存在を調べる検査。
抗ミトコンドリア抗体には、M1~M9まで9種類のタイプがあるが、そのうちM2は「原発性胆汁性肝硬変(PBC)」に特異性が高いため、その疾患を中心とする主に「自己免疫疾患」の診断指標となる。

基準値

20 倍 未満

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 原発性胆汁性肝硬変
  • 慢性肝炎
  • クレスト症候群(CREST 症候群)
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。