リウマチ因子(RF、RA)

doctor iat
検体
血清

免疫グロブリンIgGの一部に反応する自己抗体である「リウマチ因子(RA)」の有無を調べる検査。
リウマチ因子は、生体の免疫システムに何らかの異常が生じた場合に産生される物質であるため「リウマチ」に代表される「膠原病」など、主に「自己免疫疾患」の診断指標とされる。

基準値

陰性(-)

異常値を示す疾患

陽性を示す疾患

  • 関節リウマチ
  • 悪性関節リウマチ
  • 膠原病
  • 全身性エリテマトーデス
  • 強皮症
  • 慢性肝炎
  • 肝硬変
  • 慢性炎症性疾患
  • 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
  • シェーグレン症候群(Sjögren 症候群)
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。