液性免疫に関与する「Bリンパ球」およびBリンパ球から分化した「形質細胞」から産生される「免疫グロブリンA」の値を調べる検査。
免疫グロブリンAは、唾液や鼻汁・腸液などに多く含まれ、体内に細菌や毒素などが侵入した時に産生される免疫物質であるため「感染症」や「自己免疫疾患」などの診断指標とされる。
110~410 mg/dL
基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。