心筋トロポニンT(TnT/cTnT)

doctor iat
検体
血清

心筋の細胞を構成するタンパク質の一種である「心筋トロポニンT」の値を測定する検査。
心筋トロポニンTは、心筋の筋収縮機能を調節しており、心筋が傷害されると早い段階で血液中に流出するため「心臓疾患」特に早期の「心筋障害」の診断指標とされる。
またこのような物質を「心筋マーカー」と呼ぶ。

基準値

0.014ng/mL 以下

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 心筋梗塞
  • 心筋炎
  • 狭心症
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。