赤血球数(RBC)

doctor iat
検体
全血

血液の細胞成分の一つである赤血球の数を調べる検査。
赤血球の主な役割は「酸素の運搬」と「二酸化炭素の回収」であるため貧血などの診断指標となる。

基準値

男性 427~570万/μL
女性 376~500万/μL

異常値を示す疾患

高値を示す疾患

  • 多血症
  • 脱水
  • ショック
  • 腸閉塞(イレウス)
  • など

低値を示す疾患

  • 再生不良性貧血
  • 腎性貧血
  • 鉄欠乏性貧血
  • 溶血性貧血
  • 水血症
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • クローン病(Crohn 病)
  • 子宮筋腫
  • ドライアイ
  • など

基準値とは健常者の測定値を統計学的に処理した平均値であり、測定値は個人により差があるため「基準値=正常値」ということではありません。また基準値から外れた値は異常値と呼ばれますが、「異常値=罹患」を意味するものでもありません。ですから基準値を絶対視するのではなく、あくまでも検査の評価は医療機関の判断に委ねることが大切です。