虫垂炎は俗に「盲腸」や「盲腸炎」と呼ばれる疾患で、その原因は明らかではありませんが、大腸の始めの部分である盲腸部から垂れ下がる虫垂と呼ばれる袋が細菌感染を起こしたため、虫垂に化膿性の炎症が生じたものなのです。
症状は、まず吐き気や嘔吐を伴う上腹部の痛みから始まりますが、その痛みは時間の経過とともに次第に右下腹部の方へと移り、痛みの部位が明確となって熱も出てきます。
虫垂炎は、比較的若年層に多い疾患ですが全ての年齢層で発症し、治療は外科的手法による虫垂切除術および抗生物質や抗菌剤などの投与が行われます。
上腹部痛・右下腹部痛・吐き気・嘔吐・発熱 など
原因は明らかではない
触診・直腸指診・血液一般検査 など
外科手術・内視鏡下切除術・薬物療法・鍼灸治療 など