乳腺炎

乳腺炎は、乳腺やその周辺が何らかの要因により炎症を起こすもので、それは急性乳腺炎と慢性乳腺炎に分けられます。
急性乳腺炎には乳汁が乳管に詰まりうっ滞することによって起こる「急性うっ滞性乳腺炎」と、ブドウ球菌・連鎖球菌・大腸菌などの細菌感染によって起こる「急性化膿性乳腺炎」があり、慢性乳腺炎には急性化膿性乳腺炎が慢性化したものと、授乳期以外に陥没乳頭などを原因として化膿性の炎症が起きるものがあります。
症状は、主に乳房の発赤・腫脹・疼痛・発熱などがみられますが、慢性のものでは乳輪下のしこりを伴い乳頭や乳輪部から排膿を繰り返す「乳輪化膿瘍」も多く見受けられます。

代表的な『症状』

乳房の腫れ・乳房の痛み・乳房のしこり・発熱・腋窩リンパの腫脹・乳汁に血液や膿が混じる など

発症する『原因』

ブドウ球菌・連鎖球菌・大腸菌・母乳のうっ滞 など

行われる『検査』

マンモグラフィー・血液一般検査・超音波検査・生検組織検査・細菌培養検査 など

行われる『治療』

薬物療法・外科手術・冷罨法・乳房マッサージ・搾乳・鍼灸治療 など

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