中耳炎

中耳炎は中耳に炎症が起こる病態の総称で、一般的には風邪などの上気道感染に続発する2歳以下の小児に多い、耳痛・難聴・発熱・耳漏・耳鳴りなどの症状を呈する「急性中耳炎」を指しています。
ただし、急性中耳炎を繰り返したり治療が不完全であったりすると慢性に移行することもあり、そうなると痛みは少ないものの耳漏や耳鳴りが繰り返され難聴が徐々に進んでいってしまいます。
また慢性のものには、中耳に滲出液が溜まることにより難聴を引き起こす「滲出性中耳炎」や、鼓膜の増殖によって真珠腫と呼ばれる塊が形成され、骨の破壊や悪臭のある耳漏、高度な難聴やめまい、顔面神経麻痺などを起こす「真珠腫性中耳炎」などがあります。

代表的な『症状』

耳痛・発熱・耳漏・耳閉塞感・難聴・頭痛・全身倦怠感・自分の声が響く など

発症する『原因』

インフルエンザ菌・肺炎球菌・モラクセラカタラーリス・急激な気圧の変化 など

行われる『検査』

聴力検査・ティンパノメトリー検査 など

行われる『治療』

薬物療法・鼓膜切開・鼓膜チューブ留置術・鍼灸治療 など

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