ガングリオン

ガングリオンは、手関節背側や足背などの腱鞘・靭帯・関節包から生じるビー玉くらいの嚢腫様腫瘤で、原因には手の使い過ぎや外傷など諸説ありますが、今のところあまりよく分かっていません。
嚢腫とは袋状の組織で移動性の少ない柔らかい皮下腫瘤として触知され、中には液体やゼリー状の物質が貯留しています。
10~40代の比較的若い女性に好発しますが嚢腫は自律性に増殖する腫瘍とは異なり、自然に消退することもある良性の疾患であるため放置しても構いません。ただし腫瘤によって周辺の組織や神経が圧迫されると痛みや痺れが現れるため、そのような場合は穿刺による内容物の吸引や手術などによって摘出する必要があります。

代表的な『症状』

手関節背側の腫瘤・足背の腫瘤 など

発症する『原因』

繰り返される外傷や刺激 など

行われる『検査』

試験穿刺・超音波検査・MRI検査 など

行われる『治療』

保存療法・摘出術・鍼灸治療 など

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